2014年7月11日金曜日

イラク派兵時の真実:現場判断で個別的自衛権から逸脱するつもりだった佐藤正久ヒゲ隊長(ヤメ蚊ブログより)

次の3本のブログ記事は、2012年6月12日享年49歳で夭折された日隅一雄氏のものです。
これらの3本の記事は、2007年のイラク戦争時のものですが、この中で、
『当時、イラクに派遣されていた自衛隊のヒゲ隊長こと佐藤正久隊長が、「駆けつけ警護」を独断で行う用意があった事。また、それを当時の小池百合子防衛相が全くとがめなかった事』
が明らかにされています。

 情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄:2007-08-17 07:47:12
 文民統制を無視!~ヒゲ隊長巻き込まれ企図に栗栖更迭事件より危険なものと警告(東京)
 http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/ca03838bdb3dc2513a8782f8c8b02f8a
 東京新聞が、佐藤正久ヒゲ隊長発言に対する公開質問について伝える中で、ヒゲ隊長の発言は、ソ連の奇襲攻撃に超法規的措置をとると発言して更迭された栗栖弘臣・統合幕僚会議議長(当時)よりも危険な発言であることを指摘している。

 この指摘は、軍事評論家・前田哲男氏の発言を引用したもの。前田氏は、【「栗栖弘臣氏(当時は統幕議長)はソ連の奇襲攻撃があって、首相の防衛出動が間に合わないときは自衛隊は超法規的措置をとらざるを得ないと発言。直後に文民統制に反すると更迭された。これは未来の仮定を想定したが、現在形の佐藤発言はさらにきわどい」】と述べている。

 また、東京新聞は、【今回の発言は“非戦闘地域”というイラク特措法の前提が成り立たないことを暴露した】と重要な論点を指摘している。この点、改めて小泉の「どこが戦闘地域で、どこが非戦闘地域か、日本の首相にわかる方がおかしい」などという無責任な判断で、自衛隊をイラクに送り出したことの問題点が問われ直さなければならないはずだ。

 東京新聞が引用した石原完爾関東軍参謀(柳条湖事件に深く関わったとされる)の言葉を、全ての日本市民が、そして全てのジャーナリストが忘れないようにしなければならない。

 【謀略により機会を作製し、軍部主導となり国家を強引する】




情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄:2007-08-17 08:18:25
シビリアンコントロール無視のヒゲ隊長発言を容認した小池防衛相の責任が問われている(赤旗)
http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/3f01fc3b11317713c7733625f05e8bae
 赤旗は、佐藤正久ヒゲ隊長発言に対する公開質問について伝える中で、ヒゲ隊長の発言は、同様のものが選挙期間中もなされており、小池百合子防衛相は、ヒゲ隊長発言を聞きつつも、問題点を指摘留発言をしなかったことを追及している。

 赤旗によると、【佐藤氏は、参院選告示日の街頭演説でイラク派兵での体験をまじえ、「集団的自衛権の解釈で(オランダ軍など)友軍が倒れても助けることはできない。法的に問題があるが、仲間はどんなことがあっても助ける」と発言(本紙7月13日付)してきました】【重大なことは、応援にかけつけた小池百合子防衛相が同議員の発言を隣で聞いていた事実です】と指摘したうえ、「憲法の遵守義務を負う閣僚としてその責任が問われます」と主張している。

 まったく、もっともな指摘である。

 イラクに大量兵器があるとした米国の改選理由はでたらめだったことがわかった。それなのに、攻めたということは、米軍は侵略者だったということだ。にもかかわらず、自らその侵略に荷担しつつ、同じく侵略に手を貸している他国(オランダなど)の軍隊を「友軍」「仲間」だとする感覚。これこそ、まさに戦地での戦闘を最重要視する軍人の視点である

 しかし、その視点に歯止めをかけるのが、シビリアンコントロールであるはずだ。特に、防衛相は、文民統制を直接及ぼさねばならない人物であるはずだ。それにもかかわらず、池防衛相は、ヒゲ隊長発言を聞き流した…。もはや、責任を免れることは出来ない

情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄:2007-08-26 11:47:11
TBSサンデーモーニングが、佐藤正久駆け付け警護発言を取り上げ、断罪!
 さきほど、「駆けつけ警護」についての弁護士ら市民有志による2回目の記者会見(※1)の模様が、今日のTBSサンデーモーニングで取り上げられたという情報が入ってきました。

 毎日新聞の岸井成格・特別編集委員が、栗栖発言(※2)を紹介しつつ、厳しく批判したそうです。

 確かに、佐藤ひげ隊長発言は、駆け付け警護の是非を問うというレベルではなく、現地で暴走するつもりだったことを暴露し、そのことを一切反省していないのだから、文民統制違反であることは明白なり。
 
 コメンテーターの詳細な発言内容など、詳しい情報をご存じの方はお教えください。

※1:TBS、東京新聞が佐藤正久「巻き込まれ」発言が自衛隊としての組織的方針であるとの文書、報道(http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/25e6188efe1cbe2295a38f8c902b107d)

※2-1:文民統制を無視!~ヒゲ隊長巻き込まれ企図に栗栖更迭事件より危険なものと警告(東京) (http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/ca03838bdb3dc2513a8782f8c8b02f8a)

※2-2:栗栖発言(ウィキペディアより)
 1978年7月、「週刊ポスト」誌上で「現行の自衛隊法には穴があり、奇襲侵略を受けた場合、首相の防衛出動命令が出るまで動けない。第一線部隊指揮官が超法規的行動に出ることはありえる」と有事法制の早期整備を促す“超法規発言”を行う。これが政治問題化し、記者会見でも信念を譲らず、同様の発言を繰り返したため、文民統制の観点から不適切として、時の防衛庁長官・金丸信に事実上解任された。

 上の絵をどこかで見た事がある人も多いでしょう。
安倍晋三総理が、集団的自衛権の必要性を国民に説明するのに使った2枚のパネルのうちの一枚です。

佐藤正久氏は、2007年の第21回参議院議員通常選挙で自由民主党の比例区公認候補として立候補し初当選。2013年7月21日、第23回参議院議員通常選挙で自由民主党の比例区公認候補として立候補し2回目の当選。
2012年に防衛大臣政務官に就任しています。
当然、この集団的自衛権問題も、それを強力に推進している中心人物の一人です。

この佐藤発言について、文民統制(シビリアン・コントロール)を無視した違憲・違法な行動を示唆する発言だとして、弁護士ら約150人が、公開質問状を佐藤と小泉純一郎元首相へ、佐藤に対して辞職を勧告するよう求める要望書を安倍晋三首相へ、それぞれ送付した。公開質問状では2007年8月中の回答を求めていたが、回答はなかった。さらに、佐藤がイラクへ派遣された当時の防衛庁長官・石破茂にも質問状を送付し、9月19日に参議院議員会館で開かれる抗議集会での返答(当日出席できない場合の返答期限は9月18日)を求めている。(Wikipediaより)



この問題を今取り上げなければいけないのは、「個別的自衛権で出動したイラク戦争でも自衛隊にシビリアンコントロールが機能しなかった事」。それは、「集団的自衛権で出動した自衛隊に、本当にシビリアンコントロールが効くのだろうか?」と言う問題です。

この安倍内閣が公明党とでっち上げた「解釈改憲による集団的自衛権の行使」は、その内容があまりにも不明確で(完全な数寄屋造り)現場の自衛官からも戸惑いの声が上がっています。
2014/07/04 ゲンダイ
シビリアンコントロールする側自体が曖昧なままで「集団的自衛権の行使」に突入しようとしているのですから、コントロールされる側の自衛隊は、最悪自己判断で動くしか無くなる場合もあり、それがどのような戦闘の拡大を招くか誰にも分からないのです。
下手をしたら、「第三次世界大戦」や「核戦争」のトリガーに成らないとは誰も保障出来ません。

安倍内閣は、日本国民だけでなく、世界中に災厄の種をまくまさにパンドラの箱を開けようとしているのです。その箱の中に「希望」が入っている保障はありません。