2012年2月6日月曜日

知性と品性と東大話法

今、「東大話法」と言う言葉が世間のキーワードになっている。

「東大話法」については、この記事が分かり易い。
東大話法に騙されるな
ゲスト:安冨歩氏(東京大学東洋文化研究所教授)


簡単にいうと、次の様な事だ。
”常に自らを傍観者の立場に置き、自分の論理の欠点は巧みにごまかしつつ、論争相手の弱点を徹底的に攻撃することで、明らかに間違った主張や学説をあたかも正しいものであるかのように装い、さらにその主張を通すことを可能にしてしまう、論争の技法であると同時にそれを支える思考方法のことを指す。”

どうだろう?
まさに、現実に起こっていて自分も当事者であるにもかかわらず、自分を傍観者の位置に置く事で、単なるディベート大会の場にしてしまう。
自分の非は認めず、相手の事をあげつらう。そして、それを心の底から信じてしまっている。
そんな人を見た事は無いだろうか?

"安冨氏は東大話法の特徴を
1)自分の信念ではなく、自分の思考に合わせた思考を採用する。
2)自分の立場の都合のよいように相手の話を解釈する。
3)都合の悪いことは無視し、都合のよいことだけ返事をする。
4)都合のいいことがない場合には、関係のない話をしてお茶を濁す。
5)どんなにいい加減でつじつまの合わないことでも自信満々で話す。
6)自分の問題を隠すために、同種の問題を持つ人を、力いっぱい批判する。
7)その場で自分が立派な人間だと思われることを言う。
8)自分を傍観者と見なし、発言者を分類してレッテル貼りし、実体化して属性を勝手に設定し、解説する。
など20の項目にまとめ、そのような技法を駆使することで、本来はあり得ない主張がまかり通ってきたと言う。そして、その最たるものが、原発だと言うのだ。"

これらの特徴には、人間性・誠実さ・暖かみ・品性…等の入り込む隙間が無い。
それどころか、それらを持っていては、東大話法は使えないのだ。

心理学の先生に
「東電の清水社長(当時)は、なんであんな平気な顔してるんでしょうか?私だったら、申し訳なくてまともな気持ちでいられないんですけど」
と聞いたら、
「ああいうエリートの道だけを歩いてきた人は、自分は特別な存在と言う気持ちに凝り固まっているんだ。だから、別に悪い事しているとは考えられないんだよ。一種の人格障害みたいなものだ
との答えに、やっと理解出来た。
まさに今でいう「東大話法」の人だったのだ。

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」と言う言葉がある。
そう言う人間でありたいと、私は思う。

あなたの周りには、「東大話法」の人は居ませんか?
あなたは「東大話法」の人になってはいませんか?